蓄熱槽清掃について

今週は蓄熱槽の清掃をしています。

30ｍ×20ｍくらいの広さで深さ6ｍくらいのプールから排水ポンプで1週間ほどかけて水を抜いて、中を掃除する仕事です。

排水はテレビでやっている「池の水を抜いてみた」に似ていますね。

こっちはワニガメとかアリゲーターガーとか出てきませんが…

蓄熱槽ってなに？

って思いますよね。

私もよくわかっていなかったのですが

空調設備のひとつで、夜間に水を冷やして冷水や氷をためておき、日中に冷房のために使うというものです。

家にあるエアコンはフロン使い、リアルタイムで室内機と室外機の間で圧縮して熱交換をしているのでそこが大きな違いですね。

蓄熱式空調のメリットとしては、

・割安な夜間電力を有効利用できる。

・夜間に運転することで建物全体の最大出力を抑えることができる。

・夜間に運転することでヒートアイランド現象防止になる。

なかでも電気の出力はは空調設備がかなり大きいのですが、最大出力を抑えられると基本料金が変わるので料金に対しては効果があると思います。

デメリットとしては

・広い場所が必要なこと

・必要な設備が増えること

・夜間営業している建物では効果がなくなることです。

空調に関しては、あまり詳しくないのですが

いろいろ依頼を頂くなかで、先輩や同業者に聞いたり勉強してできそうなものは計画等をたててやってみます。

工程をイメージして、必要な時間や部材を割り出し金額を提示する。この作業って料理に似ているなと思います。

わりと頻繁に「これなんだろう？」って依頼が来るので、大変ですが飽きません。

資格が必須だったり、無理そうならお断りしたり他業者を紹介したりしますが

一応、一度は自分でできるか調べるようにしています。